【統治】法学から工学へ:法律を「コード」として実装せよ

【統治】法学から工学へ:法律を「コード」として実装せよ


1. 法律は「遅くて高い」

我々の社会には、道路交通法から民法まで膨大なルールがある。 しかし、それを守らせるために警察官が巡回し、裁判官が分厚い資料を読み、弁護士が高い報酬を受け取っている。 これは**「アナログなテキストデータ」で社会を制御しようとする無理ゲー**だ。

自動運転の時代に、「制限速度の標識」など意味がない。 車のOS自体に「このエリアは時速30km以上出せない」というコード(プログラム)を書き込めば、違反は物理的に不可能になる。

2. Law as Code(コードとしての法)

本プロジェクトが提唱するのは、法律の**「実行可能ファイル化」**だ。

  • 確定申告の廃止: 税法をAPI化し、銀行口座と連動させる。お金が動いた瞬間に、アルゴリズムが税額を計算し、納税が完了する。脱税も計算ミスも存在し得ない。
  • 建築基準法の自動判定: 設計データをアップロードすれば、AIが0.1秒で適法性をチェックする。人間による確認申請や、恣意的な運用は消滅する。

法律家(Lawyer)の仕事は、「法廷で争うこと」から**「公正なアルゴリズムを設計するエンジニア」**へと変わる。

3. 「解釈」の余地をなくす

「正当な理由がない限り」「著しく不当な」といった曖昧な文言が、これまでの法律には多すぎた。 これが「強者の論理」による抜け道を許してきた。

デジタル憲法では、条件を数学的に定義する。 「If A then B(もしAならBをする)」。 この透明性の高いロジックで国を動かすことで、権力者による「法のアクロバット解釈」を封じ込めることができる。


Next Step: ルールが変われば、お金の流れも変わる。 AIが稼いだ富をどう配るか?「ベーシックインカム」の最終形態へ。