かんたん水やりシステムを導入する際に、購入しておくべき部品たち
takagi(タカギ)の「かんたん水やりシステム」はお花への水やりを自動的に行ってくれる便利な製品ですが、スターターキットの標準構成だと8鉢までしか使えませんよね。
「キット付属の9mmホース5mや4mmホース10mでは足りない」「ホースを2分岐・角曲げしたい」「季節によって特定の花だけ水量を絞りたい」「雨が降った時は自動で水まきを中止したい」といった要望も、国内メーカーであるタカギの豊富な純正オプション部品を組み合わせることで、最大64本(点滴ポタポタ水流時)・最長50mまで自由自在に拡張・長期維持できます。
この記事では、「夏の水やりから解放されるために、初夏までに点滴散水を導入する方法」で実際に追加購入した全オプション部品と注意点を詳しく紹介しています。
※本記事は2020年時点の実機検証記録です(雨センサーの対応タイマー型番等の現行仕様についても本文中に注記を補足しています)。
- これからtakagi「かんたん水やりシステム」の導入・拡張を検討していて、どんなオプション部品が必要か知りたい方
- 既にシステムを持っていて、分岐・止水・雨天キャンセルなどやりたいことを実現する純正部品を探している方
追加部材(全12アイテムの実機解説)
三分岐蛇口ニップル(GWF11)
水道の蛇口を分岐します(下部3方向はコックによる止水・流量調整付き、さらに左右横方向にも分岐可能で最大5方向へ展開可能)。我が家は横端の口に水やりタイマーを取り付けています(※自動水やりで蛇口を常時開栓する場合は水圧がかかり続けるため、蛇口側のニップルが水圧で抜けないようネジ付き蛇口用ニップル等で確実に固定し、適合外の水栓には取り付けないでください)。







- 地下散水栓の場合 :「地下散水栓ジョイントパイプ(タイマー用)」を立ち上げてから、かんたん水やりタイマーを取り付けます。
- 蛇口の高さが449mm以下の場合 :そのままではタイマーと調圧ジョイントが地面に干渉するため、「延長ホース5m(内径12mm)」を挟んでその先に調圧ジョイントを取り付けます。
9mm水やりホース(10m:GKT110)
幹線となる内径9mmの黒ホースです。別売りホースには「9mm水やりホース止水キャップ(エンドキャップ)」が1個だけ末端についています。


- Q. 9mm水やりホース10m(GKT110)は、何メートルまで延長可能ですか?
- A. 最長で 50メートル(50m)まで延長可能 です(それ以上になると水圧低下の可能性があるため非推奨)。
- 出典:FAQ・お問い合わせ|株式会社タカギ / 9mm水やりホース10m 公式ストア
9mm水やりホース止水キャップ(GKJ106)
分岐させた9mm水やりホースの末端を止水するために取り付けます。





9mmジョイント T型(GKJ104)
幹線の9mm水やりホースを2方向(T字)に分岐する際に使用します。





9mmジョイント L型(GKJ105)
家のコーナーなど直角(90度)に9mm水やりホースを曲げて配管する際に使用します(無理にホースだけを曲げると折れて水が出なくなるのを防ぎます)。




9mmジョイントバルブ(GKJ101)
9mm水やりホースの中間に挟み、上部のバルブ(コック)を回すことで「その先のラインだけ水量を絞る」または「完全に止水する」ことができます。季節によって水やりを止めたい鉢のラインがある場合に非常に重宝します。





9mmジョイント(直線接続:GKJ103)
9mm水やりホース同士を一直線に接続します。レイアウト変更で使わなくなったT型ジョイントや4mm分岐を外した箇所にこの9mmジョイントを繋げば、既存のホースを無駄なく再利用できます。なお、 ホースが根元までしっかり差し込まれているかは、中央の「四角い確認穴」から黒いホースが見えるかで判別できます。






9mmジョイント 4mm分岐(GKJ107)
幹線の9mm水やりホースから、各鉢へ向かう細い4mm水やりホースへ分岐させるパーツです。



4mm水やりホース(10m:GKT210)
9mmホースから各鉢のスプリンクラーへ繋ぐ内径4mmの細ホースです。公式FAQでは水圧低下を防ぐため 「1本あたり1m以内での使用」 が推奨されています。




4mmジョイント 4分岐(GKJ110)と挿し込みのコツ
「9mmジョイント4mm分岐」の先に繋いで、4mmホースを4本に分岐します(使わない口は付属プラグで塞ぎます)。
- 4mmホースの差し込みが浅いと、水圧で外れたり水漏れしたりします。また古くなって白く変色した部分は水漏れしやすいため新しく切り直します。
- 素手で奥まで差し込むのは手が痛くなり、無理にねじ込むとジョイントの突起が白化してねじ切れることがあるため、必ず「ゴムの滑り止めが付いた作業手袋」を着用して真っ直ぐ根元まで押し込むことを強くお勧めします。








おい!!(素手でねじ切るな!)
ポットスプリンクラー点滴(GKS102)と雨センサー
鉢やプランターに挿す先端パーツです。「ポットスプリンクラー点滴(GKS102)」なら、1つの蛇口から つまみ全開で最大32本、ポタポタ水流(点滴)なら最大64本まで設置可能 です(皇帝ダリアのような75.8Lの超大型60cm鉢には1鉢に2〜3本挿し、通常の鉢には1本ずつ挿しています)。





さらに 「雨センサー(GTS101)」 を設置しておけば、雨が降ってセンサー部が濡れると自動的にかんたん水やりタイマーの予約スケジュールがキャンセルされ、無駄な水やりが中止になります(※重要:雨センサー単体「GTS101」は雨センサー対応タイマー専用[GTA211の補修用または旧型センサー端子付モデル用]です。雨センサー非対応の「かんたん水やりタイマー スタンダード[GTA111]」には接続ジャックがないため、これから雨天キャンセル機能付きで導入する場合は最初からセット品の 「かんたん水やりタイマー 雨センサー付(GTA211)」 を選んでください。また、センサー受水部に落ち葉やゴミが溜まると晴れても散水休止状態が続くため、軒下を避けて水平に設置し定期的に清掃します)。











まとめ
最初に小さく導入して毎年少しずつ拡張していくやり方にも、最初から一気に60鉢規模を組むやり方にも柔軟に対応できます。何より2016年7月に初めて購入してから何年経っても、国内メーカーであるタカギの同じ規格の補修・拡張部品がすぐ手に入ることが最大の安心感です(安価な海外製キットを買って翌年に部品が手に入らなくなればお金をドブに捨てるようなものです)。
| 評価項目 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 手頃な価格 | ★★★☆☆ (3.0) | 鉢数や配管ルートによって初期投資は変わるが長期維持が可能 |
| 拡張性 | ★★★★★ (5.0) | 分岐・L型・バルブ・雨センサーなど考え抜かれた純正部材が完備 |
| 耐久性 | ★★★★★ (5.0) | 大雨や台風にも耐えて何年も正常に作動する高い信頼性 |
冬期の凍結防止と旅行前点検・施工のコツ
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晩秋〜冬期のタイマー・調圧ジョイント・3分岐ニップル水抜きと元栓閉鎖 :氷点下に冷え込む冬場にタイマー本体や調圧ジョイント、3分岐蛇口ニップルを屋外の蛇口に繋いだまま放置すると、内部に残った水が凍結膨張して電磁弁や樹脂部品が割れ、春先の通水時に漏水する原因になります。霜が降りる季節になったら必ず 蛇口の元栓を閉めてから 取り外し、コックを開放してしっかり水抜きをして春まで室内で保管しましょう(配管済みの9mm・4mmホースはエンドキャップや最下部の継手を緩めて水抜きしておけば屋外越冬可能です)。
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長期不在前の通水点検・アルカリ電池交換・逆サイフォン防止 :夏休みや帰省の直前にぶっつけ本番で稼働させると、継手の緩みやホース抜けによる漏水事故や電池切れに気づけません(特に集合住宅ベランダ等では万一のホース抜けが階下漏水事故につながるため要注意です)。 出発の3〜5日前には必ず新品の単4アルカリ乾電池(1.2Vの充電池は動作不良になるため不可)へ交換し、全継手の確認窓チェックと試運転 を行ってください。なお、散水予約は高水温による根傷みを防ぐため 朝夕の涼しい時間帯 に設定し、衛生面・逆サイフォン(汚水逆流)防止のためホースやスプリンクラー先端をバケツの溜め水等に水没させないこと、また通路を跨ぐホースは転倒防止のためピン等で固定しておくことも大切です。
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硬い4mmホースを軽い力で奥まで挿し込む「ぬるま湯」時短術 :気温が低い時期や大量の分岐を組む際、4mmホースの先端が硬くて奥まで入りにくい時は、カップに入れた 40〜50℃程度のぬるま湯にホース先端を5〜10秒ほど浸して柔らかくしてから、滑り止め手袋で真っ直ぐ押し込む と驚くほど軽い力で根元まで確実に差し込めます(※熱湯はホース変形の原因になるためぬるま湯を使用します)。