加湿するならスチームファン蒸発式加湿器を選ぼう
加湿器を求める際、手頃な価格と洒落たデザインから 超音波式加湿器 を選んでいませんか? 超音波式は毎日手入れをして乾燥させないと、繁殖したレジオネラ属菌やカビ等の雑菌をそのまま部屋にばら撒いてしまい「加湿器肺炎(過敏性肺炎)やレジオネラ症」の原因になります。
「雑菌をばら撒くのは絶対に嫌だ、毎日の細かい除菌手入れも面倒だ」というなら、蒸発布の水を約100℃に加熱して雑菌を加熱殺菌したクリーンな蒸気で加湿する 三菱重工冷熱のスチームファン蒸発式加湿器「roomist(ルーミスト)」 で解決できます。
※本記事は2017年・2020年・2021年モデル(SHE35PD / TD / VD)の実機検証記録です。検証当時の350mL/hモデルは国内生産(日本製)でしたが、後年の後継モデルでは生産国や一部仕様が異なる場合がありますので最新仕様もあわせてご確認ください。
- 加湿器肺炎にならない安全・清潔な加湿器を探している方(ペット・赤ちゃん・高齢者がいるご家庭)
- 持続可能な開発目標(SDGs)や品質の観点から、信頼できる国内生産(国産)の加湿器を買いたい方
スチームファン蒸発式加湿器(三菱重工冷熱 roomist)
ラインナップ
- 350mL/hタイプ(木造和室6畳/プレハブ洋室10畳向け)
- 600mL/hタイプ(木造和室10畳/プレハブ洋室17畳向け)
- 1,200mL/hタイプ(木造和室20畳/プレハブ洋室33畳向け)
上記の3機種がありますが、ここでは 検証機(2017〜2021年モデル)が国内生産されている350mL/hタイプ(SHE35シリーズ) を紹介します(※後年の後継モデルでは生産国が異なる場合があります)。
SHE35VD-K(2021年モデル・11月購入)


2021年モデル(SHE35VD-K)の2020年モデルとの違いは、天面の模様がカーボン調から マットブラック になっている点です。それ以外の機能差はありません。
ネット上では2020年モデルや2019年モデルもまだ販売されていますが、2021年モデルよりも5,000円くらい高く売られていることがあります。2021年モデルは型番に 「VD」 がつきますので間違えないでください。
なお、イオンフィルターや蒸発布の型式は変わっていないので、旧モデルからの買い換えや買い足しでも安心です(※その後の2022年以降の後継モデルでも基本構造や交換用蒸発布「SHES351」・イオンフィルター「SHEF35M」の共通互換性はそのまま維持されています)。
SHE35PD-K(2017年モデル・1月購入)
安く入手できるのであれば、最新モデルでなくても基本性能は問題ありません。



SHE35TD-K(2020年モデル・12月購入)


消費電力は 最小125W(エコ運転時)から最大250W(通常運転時) です(電力料金目安単価31円/kWh[税込]前提で 1時間あたり約3.9円〜7.8円 、1日8時間稼働で約31円〜62円の概算)。
我が家は木造25畳の部屋で、この350mL/hタイプ1台で湿度調整ができています。一方、実家の軽量鉄骨10畳の部屋では2台でなんとか湿度調整できています(この場合は600mL/hタイプの方がいいのかもしれません)。


蒸発布は2枚付属しています。 1枚は取扱説明書の袋に、もう1枚は本体の加熱ヒーターに最初から装着された状態で販売されています。


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蒸発布は 500時間から600時間 運用して交換します(通常1日8〜10時間運用して約2ヶ月で交換)。
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我が家は24時間稼働のためそのルールだと毎月交換になりますが、実際には蒸発布を留めているゴムが切れたら交換するか、シーズンが終わったら廃棄しています。
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加湿器交換用蒸発布は 「SHES351」 という型番で、1セットに2枚の蒸発布が入っています。
タンクには 2.8L の水が入ります。およそ8時間の連続加湿ができます。
また、給水タンクにはイオンフィルターが装着された状態で販売されています。


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イオンフィルター(イオン交換樹脂)を装着することで、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウム等の硬度成分(ミネラル)を低減し、1日8時間の使用で約6ヶ月間(水道水硬度50mg/L基準)スケール(水垢)の固着を抑えます。
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我が家は11月から4月まで24時間稼働させるため、本来は6ヶ月で3本使用することになりますが、交換をサボると加熱ヒーターにスケール(カルシウム・マグネシウム)がつきまくり、剥離するのが大変になります。我が家ではシーズンが終わったら廃棄しています。
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交換用イオンフィルターは 「SHEF35M」 という型番で、1箱に2個入っています。
以下は加熱ヒーターにスケールが付着した状態です(写真のスケールの量は少ない時のものです)。

また、2017年モデル(PD)と2020年モデル(TD)の違いは以下の3点です。
- 天面の模様がカーボン調 になっている
- 給水タンクの水位窓で残量が外からわかる ようになっている
- アロマトレイ がついている(※我が家は猫様がいるためアロマトレイは使用していません)




湿度設定とモニター表示(dr/Lo/Hi/CL)
湿度設定(おまかせ・任意設定・エコ)



- おまかせモード: 室温に合わせて最適な相対湿度を自動選択します。
| 室内温度 | 自動設定される目標湿度 |
|---|---|
| 19℃以下 | 65%RH |
| 20℃〜22℃ | 60%RH |
| 23℃〜24℃ | 55%RH |
| 25℃以上 | 50%RH |
- 任意の湿度設定: 40%RH、45%RH、50%RH、55%RH、60%RH、65%RH、または Co(連続:湿度85%RHまで加湿) に設定できます。
- エコモード: 湿度を 50%RH固定 で運転します。
エラー・お知らせ表示(dr/Lo/Hi/CL)




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「dr」と表示されたら: 湿度が35%RH以下になると表示されます(運転停止中でもコンセントに挿さっていれば表示されます)。直ちに加湿器を運転してください。
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「Lo」と表示されたら: 湿度が30%RH未満の時に表示されます。しばらく加湿器を運転し続けてください。
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「Hi」と表示されたら: 湿度が80%RHを超えると表示されます。加湿器を停止して換気を行ってください。
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「CL」と表示されたら: 120時間運転ごとに表示されるお手入れサインです。蒸発筒や蒸発布に堆積したスケール(水垢)を除去します。
以下は蒸発布に堆積したスケールの写真です。内側が茶色くなるのは、スケールの濃度が高くなっているか、新しいイオンフィルターのイオン交換樹脂の反応によるものです。もみ洗いしても色は落ちませんが、衛生上の問題はないので気にしないでください。



お手入れとスケール除去の公式ガイド
火傷・漏電・有毒ガスを防ぐ設置とクエン酸洗浄の安全鉄則
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吹出口への密着防止と暖房機コンセントとの分離 :転倒しても熱湯がこぼれない構造でマグネットプラグやチャイルドロックも備えていますが、運転中の蒸気吹出口の至近距離に手や顔を近づけ続けると低温やけどの恐れがあります。小さなお子さんや猫様が触れにくい安定した場所に置き、壁・カーテン・テレビ等の家電から十分に離して設置してください。またヒーター加熱を行うため、 1,200W〜1,500W級の電気ストーブやセラミックヒーターと同じ壁コンセントへの同時接続やタコ足配線は避けて 給電しましょう。
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クエン酸洗浄は「完全冷却後」に行い、塩素系漂白剤とは絶対に混ぜない :タンクには必ず塩素消毒された一般家庭の水道水のみを使用し(浄水器の水・ミネラルウォーター・井戸水は雑菌繁殖や劣化の原因になるため不可)、長期間使わない時は常温の水受け皿とタンクの水を捨てて乾燥させてください。加熱筒や水受け皿のスケールをクエン酸で洗浄する際は、必ず電源プラグを抜いて 内部のお湯と加熱筒(ヒーター)が完全に冷めてから 作業し、洗浄後はクエン酸が残らないよう水で十分にすすぎます。また、酸性のクエン酸と塩素系漂白剤(カビ取り剤等)が混ざると 有毒な塩素ガスが発生して極めて危険 なため、絶対に併用・混触させないでください。
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窓際・エアコン直風を避けた配置と予備蒸発布の2枚ローテーション :冷えた窓際やエアコンの風が直撃する場所に置くと本体センサーが室温・湿度を誤検知して過加湿(結露)や加湿不足の原因になるため、空気が循環しやすい壁際や部屋の中央寄りに置くのがおすすめです。また交換用蒸発布(SHES351・2枚入)を活用し、 「1枚をクエン酸つけ置き洗いしている間に、乾いたもう1枚をセットしてすぐ稼働させる」洗い替えローテーション を組むと乾燥待ち時間ゼロで快適に使えます。
まとめ
冬期に加湿をするのは当たり前になってきていますが、安価な海外製のものは超音波式加湿器が多いです。また、電気代が気になるからと気化式・超音波式・ハイブリッド式などを選びがちですが、いずれもこまめな除菌手入れが必要です(ハイブリッド式や気化式の加湿フィルターも2週間おきに清掃しないとカビが生えたフィルターから風を送ることになります)。
一方、三菱重工冷熱のスチームファン蒸発式加湿器の場合、120時間(24時間使用で5日おき)に「CL」メッセージが表示されますが、仮に忙しくて清掃を少し後回しにしてしまっても、約100℃で加熱蒸発させる構造上、レジオネラ属菌やカビ等の雑菌ミストを部屋にばら撒く健康被害の心配が極めて低い のが強みです。
(もちろん、スケール堆積を長期間放置すると加熱筒の温度が過度に上昇して安全装置が作動し停止することがあるほか、長期停止時に常温の水受け皿へ水を残すとぬめりの原因になるため、定期的なスケール除去と水替えは必要です。これが「毎日の除菌を怠ると命や健康に直結する超音波式の手入れ」と「機械のスケールを落とすスチーム式の手入れ」の決定的な違いです。)
| 評価項目 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 手頃な価格 | ★★★★☆ (4.0) | スチームファン蒸発式として手頃で消耗品も長く供給される |
| 電気代 | ★★★☆☆ (3.0) | 加熱式のため125W〜250W(約3.9〜7.8円/h・31円/kWh換算)を消費 |
| 安全性 | ★★★★★ (5.0) | 約100℃加熱殺菌+吹出蒸気約55℃以下・転倒時熱湯こぼれなし |
幸せになる人・購入した理由・お勧めの理由
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加湿器肺炎にならない加湿器を探している方: ペットと暮らしている方、赤ちゃんがいる方、高齢者がいる家庭など。特に超音波式加湿器を使っていて毎日の洗浄・アルコール消毒・乾燥が負担になっている方は、スチームファン蒸発式への切り替えが安全で圧倒的に楽です。
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スチームファン蒸発式を購入した理由: 以前は超音波式加湿器を使っていましたが、ミストが落ちる周囲が白くなり、超音波振動板に水垢が付着してヌルヌルになるのに不安を感じていました。「加湿器肺炎」のことを知って三菱重工冷熱のroomistを購入してからは、雑菌の不安から完全に解放されました。
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お勧めの理由: タンクの 水は100℃で加熱 してから蒸気となるため 雑菌等は死滅 し、かつ室温センサーにより 最適な湿度になるまで自動加湿 してくれます。