猫の選び方
可愛いからという理由だけで前知識なしに猫を飼い始めると、粗相や毛の手入れに耐えられず猫も人も不幸になってしまいます。
猫を選ぶ前にまず生態・雄雌の違い・室内飼いと避妊去勢の重要性を学び、飼い主のブログやブリーダー見学を通じて「最期まで我が子として愛し抜く覚悟」を固めることが何より大切です。これから子猫を選ぶ人の一助になれば幸いです。
※本記事は2021年6月時点の実体験記録をベースに、最新の動物愛護管理法(8週齢規制・マイクロチップ登録義務化等)の情報を補足しています。
- これから初めて猫(子猫)をお迎えしたいと考えている方
- 雄猫と雌猫の違い、大型猫や長毛種(ノルウェージャンフォレストキャット等)との暮らしを知りたい方
- ペットショップ、譲渡会、ブリーダーのどこから迎えるべきか迷っている方
猫を選べるようになるまでにしておきたい6つのこと
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基本的な知識を勉強する
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飼っている人のブログを読みあさる
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ペットショップを見学する
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ブリーダーを見学する
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してはいけないことを理解する
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大型猫・長毛種の特徴を知る
それぞれを掘り下げてみます。
基本的な知識を勉強する
まずは猫とはどんな生き物であるのかについて、書籍などで学んで下さい。どんな生態なのか、どんな種類があるのかなど、知ると知らないとでは随分と異なります。
例えば「猫足」ですが、知っていますか? 猫の太股は普段は見えません。見えているのは「かかと」です。つまり、つま先で常に歩いているような状態です。 我が家の猫様の写真ですが、短足に見えますが、伸ばしてみると「みよーん」と伸びます。とても柔軟です。成人の骨が約206本であるのに対し、 猫の骨は約244本(しっぽの骨の数などにより約230〜250本前後) あります。


これは後ろ足の裏です。猫は前足が5本(正確には接地する4本と手首位のところにある狼爪1本)、後ろ足が4本です(猫によっては指の数が多い多指症の個体もよくいます)。我が家の猫様は足の裏にぼーぼーに毛が生えているので、滑らないように動物病院で剃ってもらっています。
また、 雄を選ぶのか、雌を選ぶのか によってその後も変わってきます。 本には「雄は甘えん坊で飼いやすい」とあります。確かに雄は甘ったれですが、未去勢のまま成熟するとスプレー行為(おしっこによるマーキング)をします。縄張りを家の中だけでなく外にも目を向けるようにもなるでしょう。
我が家の猫様は雌です。我が家の猫様はスプレー行為をしません。家の中が縄張りで、外は興味を持ちますが「異界」だと思っているようです。子猫の頃、一度玄関から匍匐前進で1m位出たことがありますが、匂いが違う・音が五月蠅いなどで住む世界が違うと思ったのか即座に家に戻りました。以来、窓際までは行きますが外には出なくなり、家の中での「自宅警備」を自分の任務としているようです。 なお、一般的には雄でも初回発情前に去勢手術を行えばスプレー行為を高い確率で予防でき、逆に強いストレス環境や未避妊の状態では雌でもスプレー行為をすることがあります。また、パニック時や発情期の飛び出し事故を防ぐため、雄雌を問わず玄関や窓の徹底した脱走対策を考えておく必要があります。
猫の完全室内飼いと避妊去勢の重要性
猫の室内飼い
猫を飼う前は、猫を家の中に閉じ込めておくのは可哀想と思うかもしれません。 しかし、外の世界では 交通事故、大型動物による危害、猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)や猫白血病ウイルス感染症、寄生虫 などの恐れもあるため安全とは言えません。 猫は家の中を立体的に行動します。つまり、家が広くなくても天井までの空間(キャットタワー等)を利用できれば、喜んで立体空間で過ごします。「家は安全で、いつでもご飯にありつけ、便利な下僕がいる」とわかれば、あえて危険な外の世界には興味を持たないかもしれません。
猫の避妊・去勢手術
また、避妊・去勢手術は可哀想だと思うかもしれません。 しかし、手術をしないで成熟して発情期を迎え、交配相手もいない状態でいることこそ猫にとっては肉体的にも精神的にも大きなストレスになります。そして特に雌猫は、避妊をしていないことでホルモンの影響から生殖器疾患(子宮蓄膿症や乳腺腫瘍など。猫の乳腺腫瘍は約8〜9割が悪性とされます)に罹患するリスクが高まります。 それらのリスクを避けるためにも、かかりつけの獣医師と相談の上、 初回発情を迎える前(生後6ヶ月前後が目安)から遅くとも1歳頃までに避妊・去勢手術をしておく方が、病気の予防効果が高く、結果として長生きにつながります。
ブログを読みあさり、ショップとブリーダーを見学する
飼っている人のブログを読みあさる
飼っている人のブログを見ていると、猫の可愛さだけでなく、どんな粗相(吐き戻しやイタズラなど)をするのかもわかります。それを読んで自分が許せるのかが大切です。「そんな粗相をするのは耐えられない」と思うのでしたら、猫や他の動物を飼うことは諦めて下さい。 また、先輩飼い主のブログを読むと、実際に使って有益だった猫グッズや、どんな病気になりやすいか・予防はどうすべきかも分かるようになります。
ペットショップとブリーダーを見学する
イオンやホームセンターなどのペットショップでは、実際に生きている猫を生で見ることができます。まだ猫を飼っていない人は、猫にとってストレスにならないよう観察のみに留めましょう。 血統に関係なく猫なら何でもいいというのでしたら、保護猫の譲渡会で見つけるのも良い選択です。一方、「この血統(猫種)がいい」と決まったのであれば、その血統を扱っている ブリーダー に連絡を取り、見学させてもらって迎えるのがおすすめです。私はペットショップで買うのには抵抗があり、価格面でも安心なブリーダーより購入しました。
絶対に「してはいけないこと」
最もしてはいけないのは、何の前知識もなしに「ただ可愛いから」と衝動的に猫を買ったり貰ったりすることです。 実際飼ってみると「言うことを聞かない」「思い通りにならない」「思ったのと違う」という理由で飼育放棄する人がいるからです。
人間の赤ちゃんを持つ場合、色々と調べ、どんな粗相をしても愛おしいと思うはずです。猫と暮らすということは、それと同じ覚悟が必要ということです。自分の子供として育てると、猫も飼い主を親猫と思い、人間の赤ちゃんが加われば自分の兄弟と思って守ろうとします。猫には豊かな感情も母性もあります(脳が約25〜30gほどで発声器官等の構造も違うため、人間の言葉を喋れないだけです)。
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生後56日(8週齢)規制と「現物確認・対面説明」の法的ルール :動物愛護管理法により、ブリーダーやペットショップ等の販売業者が 出生後56日(8週齢)を経過しない子猫を引き渡す・展示することは原則禁止 されています。また、インターネット上だけで子猫の売買契約を完結させることは法律で禁じられており、必ず 事業所の現地で猫の現物確認と対面説明を受ける義務 があります。
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お迎え後30日以内の「マイクロチップ所有者変更登録」が法的義務に :2022年6月施行の改正動物愛護管理法により、ペットショップやブリーダーから販売される猫にはマイクロチップの装着・登録が義務付けられました。新しくお迎えした飼い主さんには 引き渡しから30日以内に環境省データベース「犬と猫のマイクロチップ情報登録」で所有者情報を自分の名義へ変更登録する法的義務 があります(保護猫等で未装着の場合も動物病院で装着・登録しておくと万一の災害・脱走時の身元証明になります)。
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純血種ブリーダー見学時は「親猫の遺伝子検査」を確認 :ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーン、ラグドール等の純血種を迎える際は、ブリーダー見学時に親猫の飼育環境の清潔さに加え、猫種特有の遺伝性疾患(肥大型心筋症[HCM]やピルビン酸キナーゼ欠損症[PK欠損症] など)の遺伝子検査を実施しているか確認すると安心です。
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お迎え前に部屋から撤去すべき「猫の致死リスク」と夏場の停電対策 :猫にとって ユリ科の植物(花粉や花瓶の水を舐めただけでも急性腎障害[急性腎不全]で命に関わります)、ネギ類・チョコレート・ブドウ・キシリトール等の食品や人間用の風邪薬・鎮痛剤(アセトアミノフェン等は少量でも致命的)、アロマオイル(精油)・一部の観葉植物(ポトス等)、誤飲して腸閉塞を起こす 紐・リボン・ビニール袋・ヘアゴム は大変危険なためお迎え前に完全撤去し、玄関やベランダ窓には 脱走防止ゲート(柵) を設置しましょう。また、夏場に冷房必須の長毛種と暮らす場合は、外出中の停電やエアコン故障に備えて 室温監視ができるスマートリモコン(SwitchBot等)と見守りカメラ を導入しておくと熱中症から愛猫を守れます。
大型猫・長毛種の特徴と私がノルを選んだ理由
大型猫と長毛種の暮らし
ノルウェージャンフォレストキャット、メインクーン、ラグドール、サイベリアン、ラガマフィンなどは大きく育つ長毛種です。 我が家の猫様は生後2ヶ月の頃は体重1kgで手の平に載るサイズでしたが、今では 体重7kg、身体を伸ばせば1m(30cmから1mまで変幻自在な「猫は液体」状態) と小型犬並みのサイズがあり、一緒に寝ると最高の抱き枕になります。 抱きしめたり、猫吸いをするには大きな猫様がいい と思います(キャリーバッグやトイレ等は大型サイズが必要になります)。
また、毛の長い猫種は冬には強いですが 夏は冷房が必須 であり、 毎日のブラッシングが必須 です。 我が家の猫様は「人間にブラッシングさせた方が気持ちよくて効率がよい」と学習してからは、ブラシを見せると飛んできて催促します。 人間がお腹などをブラシしていると、猫様は自分のおみ足をグルーミングして共同作業を味わえます (黒い服やカバンには毛がつくため洗濯前の毛取りは日課になります)。
まとめ:私がノルを選んだ理由
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猫を飼うまではアメショーやロシアンブルーがいいなと思っていましたが、ノルウェージャンフォレストキャットを見た瞬間に惚れ込み、飼い主のブログで「犬のような穏やかで人懐っこい性格」と知ってノル一択になりました。
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長毛種なので毎日ブラッシングしないと毛玉ができてしまいますが、毎日のブラッシングで身体の隅々まで触れ合えるのは大きな喜びです。
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どんな猫でも可愛く、愛情をかければ決して裏切りません。しっかりと準備と覚悟を整えれば、どんな猫を選んだとしても最高の伴侶になりますよ。

ベッドの幅は140cmです。