絶対湿度の表示にはA&Dのくらし環境温湿度計 熱中症指数計/熱中症指数モニターがおすすめ
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絶対湿度の表示にはA&Dのくらし環境温湿度計 熱中症指数計/熱中症指数モニターがおすすめ


🔧 論旨

季節性インフルエンザなどのウイルス感染予防には「湿度50〜60%あれば大丈夫」と思われがちですが、室温20℃以下では相対湿度60%RHでも空気中の水蒸気量(絶対湿度)が不足します。

家庭用で「温度・相対湿度・絶対湿度(容積絶対湿度 g/m³)・暑さ指数(WBGT)」を1台で把握できる数少ない測定器が、A&D(エー・アンド・デイ)の「くらし環境温湿度計」シリーズです。

※本記事は2021年時点の実機検証に基づく記録です(一部機種は生産終了・流通在庫限りとなっている場合があります)。

🔧 対象となる方
  • 相対湿度(%RH)だけでなく「絶対湿度(g/m³)」で正確に冬場の乾燥・ウイルス対策を行いたい方
  • 夏場の室内での熱中症リスク(WBGT値)を数値とアラームで把握したい方
  • 自宅据え置き用と外出先携帯用の温湿度計を探している方

くらし環境温湿度計の特徴

🔧 主な機能と3機種のラインナップ
  • 乾燥指数(絶対湿度)の表示 :絶対湿度(g/m³)を測定し、乾燥の「注意」「警報」を表示できます。

  • 熱中症指数(WBGT値)の表示 :熱中症指数を表示し、WBGT値により「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」を表示できます。

  • 用途に応じた3機種 :室内据え置きの AD-5686 、携帯できる「みはりん坊ダブル」 AD-5687 、露点温度が測定できる AD-5685 があります。

室内据え置き用のA&D くらし環境温湿度計 AD-5686(左)と携帯用のみはりん坊ダブル AD-5687(右)のサイズ比較

▲ 室内据え置きの『AD-5686』(左)と、外出先へ持ち歩ける小型『みはりん坊ダブル AD-5687』(右)

くらし環境温湿度計との出会い

  • 季節性インフルエンザの感染予防に湿度を上げる事が有効である事は知っていました。スチーム式加湿器などを購入し加湿していました。湿度も50%から60%あれば大丈夫と思っていました。なぜならネットに溢れている情報にはそのような情報しかなかったからです。
  • 庄司内科小児科医院・庄司眞先生の「季節性インフルエンザの流行」の論文を見て、以下の事実がわかりました。
    • 気温が低くて乾燥しているとインフルエンザの流行が発生する
    • 熱帯でも湿度が低いとインフルエンザが流行する
    • 1m³あたり11g以上の水蒸気(絶対湿度)があればインフルエンザの流行はしにくい
    • マニラ、バンコクは年間通して1m³あたり17g以上の水蒸気がありインフルエンザの流行はない
  • この論文を元に容積絶対湿度を検算してみると、相対湿度50%RH〜60%RHで11g/m³以上を満たせる室温は60%RH時で約21℃以上(21℃・60%RHで約11.0g/m³)、50%RH時では約24.2〜25℃以上(25℃・50%RHで約11.5g/m³)であり、20℃以下では60%RH(20℃で約10.4g/m³)でも水蒸気量が足りない事がわかりました(※加湿は換気や手洗い等の基本対策と併用し、窓際等の結露・カビを防ぐため相対湿度70%RH超の過加湿にはご注意ください)。
  • そこで絶対湿度がわかる測定器を探していましたが、家庭用で手頃に見つかったのがこのA&Dぐらいでした。

くらし環境温湿度計の印象とスペック

  • 湿度センサは静電容量式で、相対湿度の測定精度は25℃で ±5%RH (30%RH〜69%RH)、±10%RH(20%RH〜29%RH、70%RH〜90%RH)、 測定間隔20秒 です。設定して半日から一日経過すると数値が落ち着いてくるようです。
  • みはりん坊ダブル AD-5687 はリチウム電池のCR2032で3ヶ月間稼働します。普段使用しない時は時計のみを表示して節電し、定期的に電池交換が必要です。
  • 据え置きの AD-5685 や AD-5686 は、単3電池3本で1年稼働する事ができます。
  • くらし環境温湿度計が1台あれば、 温度、相対湿度、絶対湿度、暑さ指数 を把握する事ができます。家庭用でこれらの情報を確認できる測定器は少ないです。
AD-5686を2台並べて12.2g/m³・21.7℃・64%で完全一致し、ドイツ製産業用温湿度計testo 608-H2(63.5%・21.5℃)とも高精度に合致した比較検証

▲ 落ち着かせた AD-5686 2台(左・中:12.2g/m³・21.7℃・64%)とドイツ製基準器 testo 608-H2(右:63.5%・21.5℃)の精度比較

くらし環境温湿度計の気に入っているところ

🔧 導入して良かった3つのメリット
  • 絶対湿度を把握できる ため、ウイルス感染予防に必要な湿度を正確に知る事ができるところ

  • 屋内での暑さ指数(WBGT)を把握できる ため、熱中症予防に使う事ができるところ

  • みはりん坊ダブル(AD-5687)はクレジットカードより一回り小さい ため、持ち歩くのに便利なところ

くらし環境温湿度計のおすすめの使い方

  • 本体裏にモード切替があり、「熱中症指数モード」「乾燥指数モード」「おまかせモード」があります。
  • おまかせモードは熱中症注意域(WBGT 21℃以上目安)と乾燥状態を自動判定して表示を切り替える仕組みになっています。そのため、 冬場であっても暖房と加湿で室内が暖まっていると(WBGTが21℃以上に達して)熱中症指数モードに切り替わり、肝心の絶対湿度(g/m³)が見えなくなってしまいます 。
  • おまかせモードは利用せず、夏は「熱中症指数モード」、春・秋・冬は「乾燥指数モード」に手動で切り替えて使用する事をお薦めします。
  • 熱中症指数・乾燥指数ともに 「AU(オートモード)」 をお薦めします。それぞれ熱中症指数・絶対湿度により自動で警告表示をします(「AU」を指定しない場合、手動設定の上限・下限アラームとして動作します)。
AD-5686でAU(オートモード)を設定している液晶画面

▲ 基準値で自動判定してくれる「AU(オートモード)」設定画面

AD-5686本体上部側面のブザーアラームON/OFFスライドスイッチ

▲ 就寝時などにブザー音だけをワンタッチで消せるアラーム ON/OFF スイッチ

一緒に使うと良い物と3機種の使い分け

🔧 AD-5686・AD-5687・AD-5685の使い分け
  • AD-5686(壁掛・卓上型) と AD-5687(みはりん坊ダブル) の使い分けですが、 AD-5686は家に据え置き、AD-5687はカバン等に付けて持ち歩く 事をお薦めします。AD-5687を持ち歩く事で外出先でも乾燥しているかを把握する事ができます。

  • AD-5685(露点測定機能つき) は、注意・警報などの段階表示がないため、絶対湿度や暑さ指数の数値を見てご自身で判断できる方向けです。

  • 屋外での注意点 :くらし環境温湿度計は黒球がついていないため日射や照り返しによる輻射温度は計測できません。太陽が照っている場所での使用は正しく測定ができないため、日陰・屋内での使用を前提としています(直射日光下での測定には黒球付きの熱中症指数モニターを使用します)。

携帯時・電池交換時の安全管理ポイント

🔧 🛡️ 高温放置とコイン電池の誤飲を防ぐ注意点
  • 真夏の車内放置は厳禁(破裂・液晶破損防止) :携帯用の『みはりん坊ダブル(AD-5687)』をカバン等に付けている際、真夏の炎天下の車内(ダッシュボード周辺は70℃超に達します)に置きっぱなしにすると、液晶画面の黒化破損や内蔵コイン電池(CR2032)の液漏れ・破裂を招く恐れがあるため必ず一緒に持ち出しましょう。

  • コイン形リチウム電池(CR2032)の誤飲防止(安全) :AD-5687は数ヶ月ごとにCR2032電池の交換が必要ですが、コイン電池は小さなお子様やペットが誤飲すると短時間で重篤な化学熱傷を引き起こします。電池フタのネジは確実に締め、予備電池や使用済み電池(両面にテープを貼って絶縁)は絶対に手が届かない場所で保管してください。

この記事で紹介した製品たち

A&D AD-5686

A&D AD-5686

ID: environmental-thermometer-144
みはりん坊ダブル AD-5687

みはりん坊ダブル AD-5687

ID: environmental-thermometer-145
A&D AD-5685

A&D AD-5685

ID: environmental-thermometer-147